ICU生になるまで(1)

いまはICU教養学部に進んで充実した大学生活を送っているらいち。でも実際にICUに入学するまでにはけっこうな紆余曲折があったみたい。彼女は何を考えどのような経緯で進路選択をしていったのでしょうか。前編は文理と大学を決めるまで。

大学選びの基準は人それぞれ。自分に合った基準って何だろう。先輩たちはどうやって選んだのかな。そんなふうに悩む高校生のために、大学を選ぶときに考えたことや、実際に大学に入ってから感じたことを大学生に話してもらうFindU大学選び体験談。東大法学部へ進んだシュウ・東大工学部に進んだふみふみの進路選択にフォーカスした第1回/第2回に引き続いて、第3回の大学選び体験談では以前に現在のキャンパスライフを語ってくれたらいちがどのようにしてICUに入学することになったのかを2日にわたって聞いていきます。(文:はやし)

らいちのプロフィール

大学:国際基督教大学(ICU)
学部学科:教養学部アーツ・サイエンス学科
学年:3年生
出身高校:首都圏の公立高校
部活/委員会:バレエ(学校外)
第一志望:京都大学文学部

 京大に行きたい!

:これまでは「大学生になってから」のことを聞いてきましたが、ここから「大学生になるまで」のこともぜひ聞いていければと思います。高校生のときってもともと何かの学校の部活とかに入っていたわけではなかったんでしたっけ?

:はい!週6でバレエ教室に通っていました。とても楽しかったし夢中になって続けられました。

:週6!ストイックですね…。バレエはいつまで続けていたんですか?

:高3の春先までです。ちょうど学年ごとのクラス編成が変わる大きな節目だったことと、高校2年のときの強化合宿に行った際に自分の想定していたレベルより周りのレベルが高くて大きな衝撃を受けたことが原因です。私自身の中では受験勉強がどうこうという理由でバレエをやめたわけではなかったので、やめたから本格的に勉強をしたか、というとそうでもなかったですね。(中略)

:なるほど…!元々は京都大学を目指されていたんでしたよね?

:はい!中学校に講演会で京都大学の教授がたまたま来て“京都大学”というものを意識したことがそもそもの始まりです。バレエが忙しかったこともあって他のいろいろな大学と比べたりして志望を決めていったわけではなかったのですが、それでも高校2年生の修学旅行で京都にいった際の班別の自由行動の時間に京都大学の学生にキャンパスを案内してもらったのは京都大学を意識していたからなんだと思います。

:修学旅行で大学行くってまあまあすごいことのような気がする…!

数学が嫌いで、調べ学習が好きで。

:ほかに高校時代になにか大学を意識したエピソードってあったりしますか?

:直接志望に影響したわけではなかったのですが、総合の授業でバレエの研究をした際に参考文献にした本を書いていたひとが“大学教授”だったことは、大学の存在や研究をすることの意味を身近に感じさせる要因の一つだったかもしれません。

:確かに、高校生までに読んでいた本の多くは“作家”のひとが書いているものが多くて“教授”が書いている本を読む機会ってそんなにないですしね。文系と理系はどのように選んでいったのですか?

:現代文も好きなら物理も好きって感じでそんなに好き嫌いがきっぱり文理で別れたというわけでもないのですが、数学が嫌いだったことは大きいかもしれません。

:物理は好きだったけど数学は嫌いってなかなか珍しいタイプのような気もします…。

:たしかに!好きな教科は教えてくれた高校の先生がいい先生だったという共通点があるかもしれないです。数学があまり好きではなかったのはとても発展的な事がらまで満遍なく教えてくれたがゆえに、逆に「必ず抑えなければいけない」基礎の事がらと「その上で抑えられたほうがよい」発展的な事がらの見分けがうまくつけられなかったからかもしれないです。ともあれ、数学が嫌いだったことは文理選択で文系とするのに大きな影響を与えた気がします。

:いわれてみれば、大学という存在の臨場感を感じさせたバレエの研究も文系っぽいですね…。

:そうですね。私は社会のレポートとか調べ学習全般がわりと好きで、要素要素を次第に詰めていって一つの主張を作り上げるという感覚はとても文系っぽいところがあったのかもしれません。

:調べ学習が好きだったこと、数学が好きではなかったこと、それらが文理選択で文系とするのに大きく影響していたんですね…!確かに大学に入ると知識をインプットをする形式の授業だけではなく、自分で調べてそれをまとめて発表やプレゼンをするアウトプット形の授業が増えると思うので、とても「大学向き」な感じがします。長くなりそうなのでいったんトイレ行ってきます〜!


PickUp!!  教授が書いている本

大多数の中学や高校の先生と異なり、大学の先生は自らの研究している領域に関しての本を出版していることがとても多いです。さらにそれら本の中には高校生に向けて書かれているものもけっこうあります。「自分の気になっている学部ではこんなことをするのか…!」「こんな語り口の教授の授業をぜひ受けてみたい!」etcの想像を膨らませながら、それら大学教授が書いている本の読書案内も折にふれてこれからHP上でしていきますので、ぜひぜひお楽しみに〜!

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