キャンパスメンバーズってなに?

インタビューで出てきた聞きなれない制度・意味がわかりづらい言葉を現役大学生が解説していく「U Dictionary」。

第4回の今回は大学生であることにはどのような特典があるのか、その一例として「キャンパスメンバーズ」制度を取り上げていきます。(解説:はやし)

「キャンパスメンバーズ」制度を使うと美術館にとても安く入ることができます。写真は東京国立博物館。

大学生になるとは「大学生」という身分をえること

大学生になると、高校生以前では、また社会人になってからでは手に入れることのできないさまざまなよいことがあります。

ふつうにしていたら会えない有名な人にこそっと会える、ふつうにしていたら行けないところにささっと行ける、電車の定期の学割がきく、映画が安くみれる、ラーメンの大盛りがタダになるetc…。

つまり、“大学生”という肩書きは、教室の中だけではなくキャンパスの外側でもとても強い肩書きなのです。それは、教室での授業だけではなく、日常生活のあらゆるところからさまざまな「学び」を得てほしいという社会からの期待が込められているということでもあると思います。

今回はその中でも「キャンパスメンバーズ」という一般にはあまり知られていない制度について考えてみます。

美術館・博物館にとても安く入れる!?

「キャンパスメンバーズ」とは、通っている大学が提携している美術館/博物館に通常料金よりもかなり安く入ることのできる制度のことです。

国立西洋美術館。夜の写真が多いのは大学終わりにふらっと寄ることが多いから…?

大学ごとによって、提携のしかたは異なる部分もありますが、例えば私が通っているのは国立の大学であるため、私は「国立〜〜美術館」とか「国立〜〜博物館」という名前の美術館や博物館に、常設展(常に作品が展示されている)には(場合によっては)無料で、企画展(ほかの美術館/博物館から貴重な作品を持ってきたり何かテーマを決めてそれについて特集する)には「大学生料金の<団体割引料金>」で入ることができたりします。

東京の大学生が京都の美術館にも安く!写真は京都国立博物館。

常設が無料ってすごいことです。バイトまで少し空いた時間にふらっと立ち寄ることもできますし、見終わらなかったからまた今度来ようと楽に思うこともできます。だって、タダだから。

企画展に一般の社会人の方が入る半分くらいのお金で入ることができるというのもすごいことです。ういたお金でもう一つ別の展覧会に行ったりとか、友だちと美味しい夜ご飯を食べたりとかもできるんです。

「キャンパスメンバーズ」があるとどうなるか

これは“知っ得な裏技”ということではありません。「キャンパスメンバーズ」があることによって、世の大学生はけっこうな割合で美術館好き/博物館好きになります。

運動部にどっぷりで全然カルチャーとか興味なさそうだった高校時代の同級生も、クラスメートの前ではウェイウェイしていて美術なんて知らないし風を装っている大学同期も、意外と最後には美術館/博物館に行きつきます。仮にはじめは興味がなかったとしても、自分の友だちに誰かひとり美術館/博物館が好きな人がいて、その人に誘われていったら意外とハマったりします。タダで、安いからこそ、ハードルがとても下がっているんです。あと大学生の美術館デートは安い上に割とオシャレです。会話の幅も広がります。

「キャンパスメンバーズ」に限ったはなしではないですが、“お得な身分”として大学生活を夢見て、また実際に過ごすのではなく、“世界を広げ自分を豊かにする時間“として大学生活を考えて、また実際に過ごすことができると、本当に大学生活は楽しく過ごすことができると思います。

「解説!大学のしくみ」では、勉強やバイトという枠に収まらず、さまざまな角度から大学生活をリアルにイメージできる情報を届けていきます。お楽しみに!

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