『愛するということ』

FindUメンバーが中高時代に読んだ本/読んでおきたかった本をオススメする「BooksU」。

第2回の今回は、ドイツの社会心理学者が愛や人生を論じた一冊、『愛するということ』を紹介します!(はやし)

悩んだときに読めるもの

人間誰しも、生きていたらいろいろなことで悩むことがあると思います。本である必要はないですが、そんなときに何かしら頼りになるものがあると心強いです。

特に恋愛や親子関係のようなある特定の人間関係につまづいたりするようなことがあったら、そうでなくても自分や人生をシンプルに見つめ直したくなったら、この本は広くオススメです。

その気もないのにアイツがしつこい、嫉妬してしまう、ギクシャクしている、実は別れたい、失恋したetc…

<うまくいく恋愛><うまくいかない恋愛>では、圧倒的に<うまくいかない恋愛>の方が多いことを考えると、<黒歴史のない人生><黒歴史のある人生>では圧倒的に<黒歴史のある人生>を生きている人の方が多い(特に高校生/大学生)ことを考えると、

この本はわりと広くオススメです。

実際、この本を読んでいるひとはけっこう多いです。

最近では、「オードリーのオールナイトニッポン」にゲスト出演したテレ朝の弘中アナ(有名どころでは 激レアさんを連れてきた。のひとですね)が紹介していました。クミさんと婚約発表したオードリー春日に2人でハイボールを飲むグラスをプレゼントした後に、(ラジオの発言をまとめると)“愛するということが学術的にわかり、私自身が感銘を受け人生を変えた大ベストセラー”としてオードリー若林にこの本をプレゼントしていました。

刺さるところだけ読んでおく

愛の問題が生まれるのは、「愛する」のではなく「愛される」ことしか考えないからだ、「愛することのできる対象がいない」のではなく「愛するための能力」が足りないからだ、「たがいに夢中になった状態」は「愛の強さの証拠」ではない etc…

もちろん、この本は学問的な内容(大学の授業で触れられるような内容)も描かれている書物なので、現実離れした道徳的なはなしをしているように思えたり、一見何をいっているかわからないことを書いているように思える箇所も少なくありません。なので、一文一文じっくり読むのではなく、刺さりそうな言葉を探すくらいのつもりで流して読むのでいいと思います。

愛するということは、なんの保証もないのに行動を起こすことであり、こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、全面的に自分をゆだねることである。(190頁)

エーリッヒ・フロム(20世紀半ばを中心に活躍したドイツの社会心理学者)
人びとの心理や人格形成、それが社会とどう関わっているかを論じた学者。

節目節目で

でも、高校生のときに初めて読んだときにも、去年講義のレポート(宿題)を書くために読み返したときにも、異性・親子・性・社会etc刺さるポイントは違えどどこかしら刺さるところがある、というのがこの本のおもしろいところです。

節目節目でこの本に対しての感想も違うので「大人になったなぁ」的なムードに浸ることになります。

つまづいたとき、疲れたとき、立ち止まりたくなったとき、少し背伸びして触れられるような一冊をぜひ読んでみてください!

作品紹介

エーリッヒ・フロム『愛するということ 新訳版』1991年、紀伊國屋書店

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