卒業論文って?~後編~
「卒業論文」って聞いたことあるけど、結局なに?言葉は知っていてもその中身は分かりにくい…。今回は、卒業論文執筆中の大学4年生さっちが説明していきます!前編の記事ではそもそも「論文」ってどういうものか説明しました。後半の今回は、実際に書く卒論ってどんなものなのか紹介します!
卒業論文とは
卒業論文(通称:卒論)とは、論文のなかでも大学4年生が学部での学びのまとめとして書く論文のことです。
提出はだいたい4年生の1月くらいですが、準備を始めるタイミングは本当に人それぞれ。
私の周りにも「2年から意識してたよ!」って友達もいれば、「4年になってから考えたなあ」って友達もいるし、4年の秋でも「まだ正直ぜんぜんやってない…」って友達もいます。
準備というのは「学問上の問題」を探してテーマを決めるためのリサーチも含むのであんまり短いと大変ですが、卒業論文を重視するかどうかということは教授やゼミの雰囲気にもよるので費やす時間に大きく差が出るんです。
字数は少なくとも2万字以上、多いと10万字とかいう人も?!高校生のみなさんが普段書く作文は原稿用紙数枚でしょうから、その何十倍、何百倍の長さですね…。
それほど長い論文を書くわけですから、いくら大学4年間で論文の書き方を学んでも学生一人ではぜんぜん書けません。そのため多くの大学ではゼミや研究室という少人数の単位で、教授がきめこまかく指導してくれます。
ゼミについてはこちらの記事でもちょこっと紹介してます!
卒論って絶対必要なの?
ここまで読んだみなさんは「卒業論文って大変そう…」「できれば書きたくない…」と思ってるかもしれません。
卒業するために卒論が必須かどうかは大学や学部・学科、ゼミ・研究室によります。だから、卒論を書かないという選択肢ももちろんアリ。
でも、卒論って結構良い機会だと思うんです。大学院に進学しない限り「論文」を書くのは人生で一度だけ。提出した卒業論文は大学や教授のもとで保管され、大学の図書館などで閲覧することもできるようになります。
自分の研究したことが記録に残り、その学問の進歩にちょこーーっとでも貢献できるって思うとワクワクしませんか?
しかも、卒論のテーマは本当にさまざま。あなたが興味を持てる内容で書けばいいんです!
「卒業論文 一覧」で検索するといろいろな大学で書かれた過去の卒論の題目一覧が見られるので、気になる方はちょっとググってみてください。オープンキャンパス等では学部生の卒論の内容まで見られることもあります。
卒論は、自分が学部で学んだことの集大成。
みなさんも興味のあること、卒論に書いてみませんか?