『宿澤広朗 運を支配した男』〜ラグビー日本代表が史上初世界ベスト8

今日は歴史的快挙をなしたラグビーのはなし!その裏にいた一人の男の存在。

日本史上最強。

2019年10月13日。日本は28-21で強豪スコットランドに勝利し、日本ラグビー史上初のベスト8入りを果たした。今までの日本では到底なしえることのできない歴史的快挙である。

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世界8強入り。イェイhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO50957890T11C19A0I00000/ -日本経済新聞より

現在の日本代表は日本史上最強であると言われているが、かつてはW杯で一勝すれば奇跡と言われるほどであった。

日本ラグビーの歴史

日本のラグビーを語るには約100年の歴史を見る必要がある。先ほど日本は昔は弱かったと書いたが、1930年の日本初めてのテストマッチではカナダと3-3で引き分け、ツアーを6勝1分けの好成績で終えたのである。それだけでは終わらず、1968年には代表監督に就任した大西鐵之祐氏(故人)の采配により、ニュージーランドジュニア(23歳以下代表)とのテストマッチで、日本は29-23の歴史的勝利を挙げた。

ここまでの戦績を見ると、日本はやはりラグビー強国ではないかと思う方が多いだろう。問題はここからだ。

ここらで燃えつけてしまったのか。数十年間日本ラグビーは停滞期に入り、目覚ましい活躍をしなくなり、前述のようなW杯で一勝すれば奇跡と言われるようになってしまう。

しかし2015年、W杯でまさかのどんでん返しが起きる。当時ラグビー世界ランキング3位である南アフリカに34-32で勝利したのであった。

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五郎丸選手の見事なトライ。
https://www.rugby-japan.jp/news/2015/09/20/14178 -日本代表「ラグビーワールドカップ2015 南アフリカ代表戦 レビュー

日本のラグビーはここから変わったのかもしれない…

「宿沢広朗」

ちなみにW杯Aプール最終戦(2019年10月13日)に行われた対スコットランド戦。この国には通算対戦成績は1勝10敗であった。ではこの1勝とはいつのことか。

1989年宿沢広朗監督の采配により、28-24で勝利した時のことである。宿沢監督は早大ラグビー部の黄金世代であり、三井住友銀行の執行役員に上りつめ、日本代表監督や早大ラグビー部の監督を務めあげた、私の尊敬する人物である。

スコットランドは8強であり、当時の停滞期の日本が勝つことはありえないことである。宿沢監督は相手国の練習風景をしっかり偵察し、「戦略は大胆に、戦術は緻密に」という理念のもと、見事勝利したのである。

スコットランドを破り、胴上げされる日本代表の宿沢監督(1989年5月28日)
選手たちが宿沢監督を胴上げするシーンhttps://www.yomiuri.co.jp/rugbyworldcup/20191012-OYT1T50423/   -読売新聞

この一戦と宿沢監督について話したいことがまだ多々あるが、詳しくはこちらの本に書いてあるのでぜひ読んでみてほしい。

「宿沢広朗 運を支配した男」(著)加藤仁 (社)講談社

総括

前述したとおり、日本ラグビーは停滞し、1989年にスコットランドに、そして1991年にジンバブエにしか勝てず、あとは2015年まで日本は負けるか引き分けるしかなかった。そんな日本が2019年W杯では予選プール4連勝(当時世界ランキング2位のアイルランドに勝てたのは驚いた。)し、史上初の世界ラグビー8強の仲間入りを果たした。これがどれだけ凄いことか。先ほど説明した日本ラグビーの歴史を踏まえたうえでこの結果を見ると目から鼻水がズビズバ出るほど喜ばしいことである。がんばれ、日本(個人的には福岡選手のファンです)。

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