私が慶應文学部に決めるまで~振り返り編~

大学生が自分の大学選びを振り返って語る、「大学選び体験談」。前回、私は高校時代に、大学はシンプルに偏差値慶應を、学部については悩みながらも好きなことを学ぶことにして文学部を選んだ、というお話を書きました。

今回は、高校時代の考えやイメージについて、大学4年生になった今、振り返って思うことをまとめていきたいと思います!(さっち)


早慶は似てるけど違う

実際高校生のときの私は「早慶」ってセットで言われることが多いし、どちらも同じような大学だと思っていました。でもいざ大学生になって、友達の話を聞いたりすると結構違うみたいなんです。

なかでも私が気になったのは学生数蔵書数でした。まずは表にまとめてみます。どちらの大学も私立の中では人数・蔵書数共に多い方ですが、その中でもやっぱり差があるのがわかるはずです。

慶應義塾大学早稲田大学
学生数(学部生)29000人40000人
教員1人あたりの学生数14人30人
蔵書数490万冊以上580万冊以上

※いずれも概数 ※2019年度のデータを引用。引用元は以下のとおり。
慶應学生数:https://www.keio.ac.jp/ja/about/assets/data/2019-university.pdf
慶應一人当たりの学生数:https://www.keio.ac.jp/ja/about/learn-more/by-the-numbers/
慶應蔵書数:http://www.lib.keio.ac.jp/publication/medianet/article/pdf/02500760.pdf
早稲田学生数:https://waseda.app.box.com/s/09lgvihjqzgrul2vdkiblogp96l6mn2j
早稲田教員一人当たりの学生数:https://www.waseda.jp/top/about/disclosure/staff
早稲田蔵書数:https://www.waseda.jp/library/news/2019/03/25/6334/

学生数

早稲田はキャンパス同士が近いこともあり、(所沢など遠いところもありますが)とにかくいろんな人がたくさんいる、という感じだそうです。

一方、慶應はそもそもの学生数も早稲田より少ないですし、キャンパスがあちこちにあるのであんまり人が多いという印象はありません。文系学部の3、4年生が通う三田キャンパスなど、そもそも授業が少なくて大学に来ない人が多かったりもして、わりと落ちついた雰囲気だなあと思っています。

また、教員1人あたりの学生数を比べてみると、倍以上の差がありました。私の周りの話を聞いても1つのゼミの人数が10~20人程度が多いので、教授の指導が行き届いている感じがします。私は三田の雰囲気は結構好きですし、教授の手厚い指導(たまに厳しいけど)も嬉しいので、この点では慶應選んでよかったなあと思います。

蔵書数

蔵書数とは大学が持っている書籍や定期刊行物などの数のことを指します。これは早稲田の方がかなり多いですね。図書館の蔵書数など高校生のときは気にもしてませんでしたが、早稲田と慶應の90万冊の差はけっこうリアルに体感しています。

私はいま卒論執筆のためにいろんな論文や資料を探すことが多いんですけど、欲しい資料が慶應になくて早稲田の図書館にお世話になることもしばしば。実は慶應と早稲田は提携を結んでいるので、慶應の学生証を見せると早稲田の図書館も使えるんです。

近現代文学の研究をするなら他の分野以上に資料が重要になるので、この点では早稲田を選ぶべきだったと思います。資料を探してあちこち巡るのはとてもとても大変です…。

文学部は就職に不利じゃない!

高2のときに「文学部は就職に不利なんじゃない…?」と言われて、文学部を選ぶことを若干躊躇しましたが、就職を終えた今なら分かります。そんなことはありません。私自身の経験としても、文学部であることが不利に働いたことはありませんでしたし、同じ文学部の友達からもそういう話は聞きません。

ただ、これは私の感覚でしかないですが、就職ではなく進学を希望する人の割合が他の文系学部より多いように感じます。おそらく文学部で学ぶ内容は「学べばすぐに役立つ」というものではないことが多いため、「なんとなく選んだ~」という人よりも、「〇〇を学びたい!」と強く思っている人が多いんじゃないでしょうか。だからもしかしたら単純に就職率を出すと他学部よりも低めの数字が出る場合もあるかもしれません。

偏差値と就職は…

就職において学部の有利不利はほとんどないですが、偏差値ではぶっちゃけ関係あります。私は高校時代、大学自体はシンプルに偏差値で決めましたが、これは就職のことを考えるのであれば間違ってなかったと思います。

もちろん学歴が全てではないし、会社の方も学歴以外の人となりや大学生活での頑張りもしっかり見てくれます。

でも、いわゆる「人気企業」になると一度に何千人もの人がエントリーしたりするんです。そうなると全員と面接をするわけにはいかないので、書類などをもとに選別する必要があります。その場合、学歴ってわかりやすい選別要素の1つになっちゃうんです。たぶん。

私は採用される側でしたし選別の内情は知りませんが、「人気企業」の選考で会う人は東大一橋早稲田慶應などが多かったので、「やっぱり学歴社会なんだ…!」と思ってしまいました。学歴社会において弾かれない大学に行けるように、頑張ってくれた高校時代の自分に感謝です。

ただ、繰り返しますが全ての会社がそうではないですし、「人気企業」の中でも学歴を全くみない会社もあります。履歴書の大学名のところを隠して面接官に渡す、という徹底した会社のお話も聞きました。

そのため「学歴がなきゃだめ」というわけではないですが「あれば有利」であるとは思うので、偏差値で選んだ、ということは後悔していません。

最後に

ちょっと不満も書きましたが、私は慶應の文学部に満足しています。大学選びは成功と言えるでしょう。でも、当時はやっぱり「なんとなく」だったので、運が良かっただけです。塾の先生が「大学は好きなことを学ぶ最後チャンスだよ」と言ってくれなければ、文学部は就活に不利だという噂に流されてあんまり興味のない学部に入り、後悔することになってたかもしれません。

今回ここに書いたのは大学の見方のほんの一部。これから大学を選ぶみなさんにはイメージや噂に左右されず、ぜひいろんな見方で大学のリアルを見つけて、後悔のない選択してほしいなと思っています!そのために、このHPや公式LINE等でFindUが力になれたら嬉しいです。

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